ぼるふ〜草原記

白い食べ物(乳製品)と 赤い食べ物(肉)

オーツ

モンゴル人のお祝いに欠かせないものにオーツがある。オーツとは丸ごとの羊を蒸したもので(ただし、内臓は取る)、いくつかの部分に切って、大きな洗面器のような器に盛り、それを削ぎ落として食べる習慣のものである。お正月や結婚式には欠かせない。(私の読んだ本には、お正月は年長者の家にだけオーツを盛り、全ての家でオーツを盛る義務はない、と書かれていたが、実際にはお正月に全ての家にオーツが盛られていた。)本などにはしばしばシュース(shuus…客人に供する食べ物)と表現されることがある。とても尊ばれる食べ物で、丸ごと(zom,ikh buhel)、ちょっと丸ごと(baga buhel)、足の肉(hul makh)、半分の肉(khagas makh)、分割した肉(much makh)といって、様々な出し方があり、決められた部分を決められた順番に盛る決まりがある。

オーツの一番初めに切り落とした肉は尊敬すべき人に与えられる。まずは、尾の右部分を2切れ、左部分を2切れ、尾てい骨辺りの部分を3切れ削ぐ習慣がある。それから、右左の部分から少しずつ切り落とし、天や大地に捧げ、仏様に捧げ、火の仏様に捧げた後、食べ始める。

しきたりに沿ってオーツを準備する家は、羊の肩甲骨(dal)、4本の肋骨(durbun undur)、肋骨(habirga)、くるぶしのある骨(hont shagaat)、脊椎( seer)を一緒に煮る。また、羊の代わりに牛の肋骨(habirga)、脊髄(seer)、くるぶし(shagai)、骨髄(chumug)を煮るというのもある。

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