ぼるふ〜草原記

放牧で迷子

よく、何をやっても上手くいかない人って、いませんか?

私はまさに、「それ」です。

キャンプ場の仕事が終わり、数日間サンボーと草原にいたのですが、サンボーが馬を探しに行くというので、私が羊の放牧へ。今日の大きな課題は、水を飲ませに羊を川へ連れて行くこと。昨日、ヨンドンピルさんとトータカのお家は水を飲ませに行ったから、今日は行かないでしょう。行くとしたら、ガイラーさんのお家だ。

水を飲ませに行く時の注意は、川の手前のマイハンボローの丘を過ぎる前に羊達より先に行って、他の人の羊の群れがいないか、確認してから丘を越えさせること!同じように水場で、出会ってしまわないこと。ガイラーさんは、いつもマイハンボローの南側を抜けていくので、北側から抜ける私とは、そこではぶつからないはず。でも、油断は禁物。

久々に馬に乗ったのだが、乗る時にクルクル回る馬で、じっとしてくれない。あぶみに足を入れたら一気にいかないと、乗れない。あまり乗り降りしたくない馬だなあ。

さて、行きはヨイヨイ。羊たちは、どんどん進んでくれる。なぜなら喉が渇いているから。南のほうに羊の群れが。やっぱりガイラーさんだ。これで、こっちに気がついて、向こうも気をつけてくれるだろう。

無事、川に着いたら、ガイラーさんだった。「サンボーは?」と聞かれたので「馬を探しに」と返事したのに、心配してかサンボーが川へやってきた。なんだよー、大丈夫だよー。

さて、水も飲ませ終わって、お家に帰ろうとするが、今日は暑くて羊達がトロイ。しかも寝始めた。家のすぐ傍にヨンドンピルさんの羊がいたので、少し離れた所に羊を残して、私は家へ帰った。暑くて食欲もわかず、適当にお茶とパンを食べて昼食。家の片付けをしながら、ちょくちょく羊を見る。ヨンドンピルさんの羊のほうへ、うちの羊が進んでいる!これは、ヤバイと、我が家を間に反対のほうへ誘導。

そしてなんだかんだしている内に夕方7時になってしまった。羊達は裏の高ーい岩山に登ってしまった。ヤバイなあ、あそこ馬で行けるかな?サンボーもう帰ってくるかな?なんて油断したのがいけなかった。8時になってもサンボーが帰って来ないので、行かねば!と思い、馬に乗ったが、岩山は結構スリル。降りて、馬を引いていこうかと思ったが、乗り降りの面倒な馬なので、なんとか乗ったまま上まで行くが、羊はともかく山羊が下りようとしない。元々、岩山に住む動物なんだから、居心地がいいのだろう。こっちは暗くなる前に帰らなくては、と焦りまくり。やっと下りた時には9時を回っていた。

それからも、羊達が思う様に動かない!どんどん暗くなっていく!でも、進まない。なんで~。

でもって、気がつくと真っ暗に。月はなく、星は満天だけれど、星の明かりは地面には届かない。真っ暗闇。家はあっちの方向だと思うけれど~、と進むのだが、羊は眠りかけてる。オイコラ。あまりの進まなさに、今夜は暖かいし、野宿かなぁとも思い始めた。

とその時、向こうにバイクの光が。絶対にサンボーだ!と思い、羊を残し、ダッシュ。出会った瞬間「何してる!」と怒られ、「だって~」の言い訳もしようがない。早く羊達の回収に行けば良かっただけの私のミス。というか、普通は30分くらいのところなのに、何で進んでくれないのよ~。その時、時間は10時半。何時間掛けて、遊牧してんだ、私。反省、と思った矢先にサンボーが酒臭いことに気がついた。「アンタも何してたのよー!」と馬から乗り換えたバイクの後ろで、サンボーの頭をボコスカ叩く。サンボーは「で、羊はどこにいるんだ!」と大声でわめきまくり。暗闇だったにも関わらず、「あっち」と言ったら、本当に居た。私ってスゴイ!じゃなくて、全然ダメ。

ああ、何やっても上手くいかないなあ。

翌日、村で自らその事を暴露すると、「あら、昨日サンボーは、ヒサコは今日一人で、羊の遊牧してるんだ。もう完璧だぜ!って言ってたわよ」と笑われた。

面目ない。サンちゃん、ごめんよ。

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