遊牧民のお天気予報

1.  空の様子から

  • 朝の太陽が通常より大きく、赤茶色で、まっすぐ上へ光が見えていれば、夏ならば雨が降り、冬ならば雪が降る兆候。
  • 日の出に霧が出ていれば、日中晴天で蒸し暑い。
  • 朝、晴天で白く、光がはっきりしていれば、日中の天気は悪い。
  • 夕方、太陽がピンク色がかった黄金色であったのが、緑色がかって沈めば、翌日は雨や雷、霰、雹などは降らない。夜中は寒いが天気は良い。
  • 赤色がかった太陽が沈んだりしたら、地平線のある1点から四方へ光が放ったようで、綿雲が見られたら、天気は悪くなる。ピンク色の太陽が沈んだら、強い風が吹く合図。
  • 日の出、日の入に2方向から色が少し引いて見えれば、天気は悪くなり、寒くなる。
  • 曇った日の日の入に、空の東に雲がなければ、天気が良くなる。
  • 太陽が赤くみえる雲の向こう側に入り、塵のように沈めば、夏ならば雨が降って風が吹き、冬ならば湿気のある雪嵐になる。
  • 日の入に雲が切れて無くなれば、夜中雨が降る。
  • 夕方の雲が青灰色であれば、翌日の天気は悪い。
  • 夏、沈む太陽の方角の雲が、北から赤みがかっていれば、霜が降りるほど寒くなる兆候。
  • 夕方の黄昏時に雲が東から北へ流れれば強風が吹き、北へ流れれば天気が長期間悪くなる。
  • 虹が太陽や月を囲んだり、2本の虹が太陽を挟んだりしたら、風が強くなり、空が曇って雨や雷、霰、雹などが降って寒くなる。その囲んだ枠が小さければ間もなく降り、大きければ、すぐには降らない。
  • 三日月の月が少し太く、赤みがかった白色で、先端が鈍いが垂直のように見えれば、その月は雨や雷、霰、雹などが降って、嵐になる事はほとんどない。更に、もし三日月の先端が鋭く、鮮やかな白色で、逆に仰向けに傾斜しているように見えれば、その月は雨や雷、霰、雹などが降って、嵐になる。
  • 月が通常より大きく、赤い光を放っていれば、雨や雷、霰、雹などが降る兆候。
  • 十五夜の月がはっきりと昇れば、日中が良い天気になる前兆。
  • 春分、秋分の日、天気が悪くなって雪や雨が降り、風が吹くことが多い。
  • 天の川が秋の最終月の9日目に消えて、1週間以内に現れれば、その年は暖かい冬になる。
  • 風が南から逆らって吹けば、天気が悪くなり雪や雨が降る。
  • 朝の霧が上空に上がらない場所澱めば、晴天になる。上空に上がり雲になれば、雨が降る。
  • 雲のてっぺんが、北へ湾曲した形で、濃い黒色であれば、雨や雷、霰、雹などが降る兆候。
  • 夏、日中暑く、夜中寒ければ、旱魃になる兆候。
  • 遠くにあるものがはっきりと見えれば、天気が悪くなる。反対であれば、雨や雷、霰、雹などが降ることはほとんど無い。
  • 冬が暖かければ、夏は涼しい。
  • 雲が風と反対に流れれば、雨や雷、霰、雹などが降る兆候。
  • 夜中に霜が降りて残れば、翌日の日中は雨や雷、霰、雹などが降らない兆候。
  • 冬に川の氷の上に水が溜まれば、暖かくなる兆候。
  • もろい霜が降りれば、天気が良くなる。
  • 秋の夜に赤い塵を含んだ風が西から吹いて雪が降らなければ、暖かい冬になる兆候。
  • 最初の雪が少ししか降らなかった場所は、暖かい冬になる。
  • 冬に雲の影がはっきりしていれば、暖かい冬になる。
  • 暑い秋から冷たい雨、大量の雪、風が東から吹けば、冬春は雪害が厳しくなる。
  • 秋に強風が良く吹く方角から、冬には嵐が吹くことが多い。風が強く、一定方角から吹く場合、長期間天気が悪くなる。方角が急に逆になれば、天気が良くなる。
  • 冬の夜中、星が輝いて動いているように見えれば、寒くなる兆候。
  • 雲がすれ違うように流れれば、天気は長期間悪い。
  • 雲が線のように細ければ、夏は雨が多く、冬は暖かい。
  • 春先に音の無い雷が空の端から落ちれば、その夏は旱魃になる。
  • 春寒ければ、夏に雨や雷、霰、雹などが良く降る。
  • 春に川の水が増えなければ、夏に旱魃になる。
  • 春半ば、雪が無く乾燥していれば、最終月に雨や雪が多い。
  • 今年最初の空が鳴り響く時、北から風が吹いていれば寒くなり、東から吹いていれば乾燥して暖かい。西から吹いていれば雨や雷、霰、雹などが多く、南から吹けば暖かい春になる。
  • 午前に晴天であったのがすぐにあっちこっちに白い積雲出てきて、それが午後に四散して無くなったなら、1,2日は天気が良い。
  • 朝から、空一面が雲で覆われて厚くなったら、悪天候になる兆候。
  • 何層もの綿雲が出てゆっくりと空を覆い、更に密集して厚くなり高い何層もの雲に、また更に下に何層もの雨雲ができれば、夏ならば止まない小雨が、冬ならば雪が降る兆候。
  • 雲が速く流れていたら風が吹き、夏に雲が下降したら雨が降り、冬ならば寒くなり雪が降る。上昇したら、天気が良くなる兆候。
  • 夏の日の入前、雲が赤ければ、翌日は雨。もし、日の入後に雲が赤ければ、何日か天気が悪い。
  • 空に雲がかたまっていたり、波打っていたり、綿雲など様々な雲が発生したら、天気が悪くなる兆候。
  • 夜中に穏やかで、早朝風が吹き、それが日中に強くなり、夜止めば、翌日晴天になる兆候。
  • 雲のかたまりの端が急に陰り始めたら、雨が降る。もし端から白くなったら雨は降らない。

遊牧民のお天気予報

  • 雲が渦を巻いていたら、大雨が降り、風が吹く兆候。
  • 音を伴う雷が多ければ、雨は少なく、雷が少なければ雨が多い。
  • 夏に遠くで小さく雷が鳴れば、雨や雷、霰、雹などが降る。
  • 雲が覆って雨が降っていた空雲が夜に無くなれば、また雨や雷、霰、雹などが降る兆候。
  • 雨が降っている空が北西または北の地平線から水色になってくれば、雨が止む兆候。
  • 雨雪が降っている時に雲が風と逆に流れれば、雨が止む兆候。
  • 雨が降っている時に、南東もしくは東の方角に虹がかかれば、雨がまだ続く兆候。
  • 夜露または霜が降りれば、晴天になる。
  • 一晩中寒く、霜が降りなければ、天気が悪い。
  • 夏、急に暑くなれば、雨が良く降る。
  • 大きな粒の雪が次々に降れば、暖かくなる兆候。
  • 夏の朝、晴天だけれど露が降りなければ、お昼頃に雨になる。
  • 夜に風が止んで、夜中に露が降りて残れば、晴天の日になる。
  • 夏に霧がかかれば晴天になり、冬であれば暖かい日になる。
  • 日中、草原から山へ風が吹き、夜中に逆方向へ風が吹けば天気は良くなる。
  • 広い谷間にかかった霧が、朝太陽が昇った後に消えれば、日中はお天気が良い。
  • 春夏秋の午後にポツポツと雲が出て、夕方に無くなると、翌日からの数日間は乾燥した晴天の日が続く。
  • 乾燥した晴天の日の後は、何日か一定方角から風が吹いていたのが、突然方角が変わって天気が荒れる。
  • お昼に風が荒れ始めれば、翌日の天気は悪い。
  • 夜中、低い土地の温度が低めで、高い土地が高めであれば、翌日の天気は良い。
  • 雷の音が鈍ければ小雨が降り、鋭ければ荒れた大雨が降る兆候。

遊牧民のお天気予報

  • 早朝に虹がかかれば雨が降り、夜に虹がかかれば天気が良くなる。しかし、風の方向に虹がかかれば雨が降る兆候。虹がくっきりとしていて、低くかかっていれば天気が悪くなる。
  • 虹の水色の色が他の色より鮮やかであれば天気が悪くなり、緑色が濃ければ、荒れた雨が降り、赤色が濃ければ晴天で風が吹く兆候。
  • 東から西へ虹が高くかかって消えていると、天気が良くなる。
  • 雨が降った後、虹がすぐに消えてしまったら、晴天になる。長く残っていれば、天気が悪くなる。
  • 雨が降っている時に、黄色が鮮やかな虹がかかれば雨が降り続く兆候。
  • 雨の後にこだまがぼんやりと聞こえたら、何日か天気が悪くなるかもしれない。
  • 9月に雷が鳴れば秋は長く暖かく、冬に雪が多い。一方、10月に雷が鳴れば、冬に雪が少ない。
  • 秋の最終月の11,12日に風が吹けば、その月が終わるまで風が吹く。
  • 冬の初めに雪が多ければ、翌夏の初めに荒れた雨が降る。
  • 雨雪の粒が小さければなかなか止まず、大きければすぐに止む。
  • 雨雪が降っている時に風が出れば、天気が良くなる。
  • 山頂に霧や靄がかかれば、風が荒れて山の天気が悪くなる。
  • 早くに秋めくか黄変しなかった秋の草が早くに無くなると厳しい冬になる。
  • 秋に降る今年初めての雪が少なければ、暖かい冬になることが多い。

家畜の様子から

  • 家畜が横になって引きこもってしまい、放牧に行こうとしない場合、天気が悪くなる。
  • 羊がとってもゆっくり動き、寝床に穴を掘れば、雪混じりの強風が吹くか、嵐が起きる。
  • 早朝起きた羊や牛が、風に反してバラバラに横になり、反すうしていれば、暖かくなる。
  • 牛が足を伸ばして、首をまっすぐにして横になっていれば、天気が良くなる。
  • 冬にサルダクが山頂など高い所にいれば、暖かく落ち着いた天気になる。しかし、草原など低い所にいれば、寒くなる。
  • 牛が放牧に出る前にモーモー鳴いて落ち着きがなければ、雪が降り嵐になる。
  • 夏、牛が出産時にひきこもって鳴くと、雨が降る。
  • 雨の時にオス牛が鳴いて行けば、晴天になる。
  • ラクダが自ら放牧へでようとすれば、その日はおだやかな暖かい日になる。
  • 子家畜が、遊び止らず互いに追いかけっこをすれば、雨や雷、霰、雹などが降ったり、落ち着かない天気になる。
  • メスラクダが、子供の所にひきこもり鳴き止まなかったら、雨雪が降るか嵐になる。
  • 馬の鼻息が常に荒ければ、風が荒れ狂い、雨が降る。冬であれば、寒くなる。
  • 羊や山羊の鼻がつまっていびきをかけば、空が曇って雷、霰、雹が降る。
  • 冬の最初の月に羊が柵から出て横になっていれば、暖かい冬になる。
  • 家畜の子が、あっちこっちを向いて草を食べれば、夜中暖かい。風の吹いてくる方向へ皆が向いて草を食べれば、寒くなる。
  • 母親の乳が少なくなれば、雷、霰、雹が降る。
  • 解体した家畜のグゼー(反すう動物にあるもう一つの胃)が毛深ければ、冬に雪が降る前兆。
  • 馬の鼻が鳴ったり鼻を鳴らしたり、荒い呼吸をすれば、天気が悪くなる。

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