ゲルの組立

モンゴルの草原に浮かぶ沢山のゲル。慣れたモンゴル人
ならば、1時間で解体し、2時間で組み立てられるという簡
単便利な住処は、遊牧民の生活に最も適したものです。

短い滞在期間では、ゲルの組み立てになかなか出会えな
いものなので、ここで簡単にゲルの組み立てをご紹介します。

ゲルの組立

① 4,5枚あるハナと呼ばれる蛇腹を広げます。
そして、それを紐でつなげ、壁を作ります。
(ゲルの大きさによりハナの枚数は変わります。)

 

 

 

ゲルの組立② ハナに扉を結びつけ、ゲルの円形を整えます。

 

 

 

 

 

ゲルの組立③ バガナと呼ばれる柱を中心で人が支え、
オニと呼ばれる屋根になる棒をバガナの
穴とハナのV字に合わせ、置いていきます。

 

 

 

 

ゲルの組立④ 全てのオニを置いた後、屋根の上に白い
布を敷き、布の裾についている紐を、ハナや
バガナに結びつけ、固定します。

 

 

 

 

ゲルの組立⑤ ハナの外側をフェルトで覆います。

 

 

 

 

 

 

ゲルの組立⑥ 屋根の上にもフェルトを敷きます。

 

 

 

 

 

 

ゲルの組立

⑦ 屋根に防水用シートを敷きます。

 

 

 

 

 

 

ゲルの組立⑧ ゲル全体を白い布で覆い、周りを2、3本の紐で固定します。最後に屋根の上にウルフと呼ばれる、雨が降った時に閉める布を2つ折りにして、結び付けます。

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